ITS / 情報セキュリティ

バックナンバー/2016年10月

シンガポール 自動走行バスのトライアルを実施

(2016.10.20) 

 

シンガポールの陸上交通局(LTA)と南洋理工大学(NTU)は20日、交通システムの研究プロジェクトで提携したことを発表した。今回の提携では、鉄道ネットワークのリアルタイムモニタリングの共同研究や、完全自動走行バスのトライアルなどが実施される。

 

自動走行トライアルで使用されるテクノロジーはLTAとNTUのエネルギー研究所が共同で開発を行う。2台のハイブリッド自動走行バスが用意され、トライアルはNTUのキャンパスや隣接するクリーン・テック・パークで実施される。

 

ソース: Nanyang Technological University “On the Road to a More Sustainable and Reliable Transport System”

テスラ 全車両に完全自動走行のためのハードウェアを搭載

(2016.10.19) us-flag

 

米テスラ社は19日、今後同社で生産されるすべての車両に完全自動運転のためのハードウェアを搭載すると発表した。

 

モデル3を含む全車両に今後搭載されることになる機器には、クルマから最長250mまで360度の視界を認識可能な8台のサラウンドカメラ、これまでの約2倍の距離にある物体を検出可能な12個の超音波センサー、豪雨や霧のなかでも前方の障害物を検出できるレーダーなどが含まれ、これらのデータは高性能の車載コンピュータで処理される。

 

ソース: Tesla “All Tesla Cars Being Produced Now Have Full Self-Driving Hardware”

中国投資企業がミシガン大学の自動走行開発に$27Mの資金提供

(2016.10.15) us-flag china-flag

 

ミシガン大学は、中国の投資会社 Frontt Capital Managementから2700万ドルの投資を受ける覚書に署名したことを発表した。Frontt は深圳に拠点を構える企業で、中国のインテリジェント自動車産業の発展に焦点を当てた投資を行っている。

 

投資される資金は、ミシガン大学の自動走行車テクノロジー開発プロジェクトをサポートする共同研究センターの設立や、自動走行車向けのテスト場 Mcity のロボティクスラボや車両ガレージの建設などに充てられる。またミシガン大学の研究員は、Font が深圳に建設する自動走行車テスト場の設計を手助けする。

 

ソース: University of Michigan “$27M investment to globalize driverless vehicle research”

デンソーと東芝 画像認識システム向けの人工知能開発で提携

(2016.10.17) jp-flag

 

デンソーと東芝は17日、高度運転支援及び自動走行の実現に向け、画像認識システム向けの人工知能技術の共同開発に基本合意したことを発表した。

 

共同開発するのはDNN-IPと呼ばれる技術で、人の脳の神経回路をモデルとしたアルゴリズムを活用し、人間と同等以上の認識処理を実現することが期待される。DNNを用いた画像認識は、自ら対象物の特徴を抽出し学習することができ、多様な対象物の認識、および検知精度の飛躍的な向上を実現する

 

ソース: デンソー “デンソーと東芝、次世代の画像認識システム向け人工知能技術(Deep Neural Network-IP)の共同開発に合意 ~高度運転支援、自動運転の実現に向け技術開発を加速~”

富士通研究所 世界最高速度で周波数変調可能な車載レーダー向けミリ波CMOS回路を開発

(2016.10.13) jp-flag

 

富士通研究所は13日、世界最高速度で周波数変調可能な車載レーダー向けミリ波CMOS回路を開発したと発表した。自動運転実現のための高精度な監視技術向けに開発されたこの技術は、車載レーダーシステムにおいて自転車と歩行者など速度の異なるターゲットの誤検知を防ぐ方式に対応し、相対速度で時速200kmの検知を可能にする。

 

富士通研究所は今後、車載レーダーの多機能化を実現するための高機能な演算を行うプロセッサなどを集積した、ミリ波CMOSレーダーチップの開発など、さらなる高機能化を進め、2020年以降の実用化を目指す。

 

ソース: 富士通研究所 “世界最高速度で周波数変調可能な車載レーダー向けミリ波CMOS回路を開発”

イギリス 自動走行車の公道テストを初実施

(2016.10.11) 

 

イギリスの交通システム研究機関 Transport Systems Catapult は11日、同国南部のミルトンキーンズにて、自走走行ポッドの公道テストを実施した。自動走行車のテストがイギリスの公道で実施されるのは初めて。

 

テストで使用された車両はLUTZ Pathfinder と呼ばれる自動走行ポッドで、18ヶ月かけて開発が行われた。この車両にはオックスフォード大学で開発された自動走行ソフトウェア Selenium が搭載されている。SeleniumはカメラやLIDARからのデータを使って周囲環境を把握し、車両を自動でナビゲートする事ができる。

 

ソース: Oxbotica “SELF-DRIVING VEHICLES TRIALLED IN UK PUBLIC SPACE FOR FIRST TIME”

米ケッターリング大学が自動走行車の研究センターをオープン

(2016.10.10) us-flag

 

アメリカ・ミシガン州にあるケッターリング大学が10日、自動車技術の研究施設「ケッターリング大学GMモビリティリサーチセンター」をオープンした。

 

この施設はゼネラル・モーターズ社の基金から200万ドルの投資を受け、2015年から建設が始まっていた。屋外のテストグラウンドを有するこの施設では、自動走行車や、車両の安全スタンダード、ハイブリッドや電気自動車テクノロジーなどの研究開発が行われる。

 

ソース: Kettering University “Kettering University GM Mobility Research Center will position Flint and Michigan at forefront of transportation and mobility research and development”

デンソー ディープラーニングの米スタートアップ Thinci に投資

(2016.10.06) us-flag jp-flag

 

デンソー・インターナショナル・アメリカは6日、アメリカのスタートアップ企業 Thinci への投資を明らかにした。カリフォルニアに拠点を構える Thinci は、自動車向けのディープラーニングおよびビジョンプロセッシングアプリケーションを可能にする機械学習技術を開発している。

 

Thinciが開発するシリコン及びソフトウェアのテクノロジーは、運転手支援や自動走行の実現、サーマルシステムの効率化、パワートレインの生産性の最適化に繋がると期待される。

 

ソース: Denso International America ‘North American & Global NewsAftermarket NewsArchived News
DENSO Lead Investor in THINCI Inc., a Deep Learning and Vision Processing Startup, to Help Accelerate Next Generation Automotive

 

ニュージーランドの空港で自動走行シャトルのトライアルを実施

(2016.10.04) 

 

ニュージーランドのITSソリューションプロバイダ HMI Technologies とクライストチャーチ国際空港は4日、同国初の自動走行シャトルトライアルを実施することに合意したと発表した。

 

このトライアルでは主にクライストチャーチ空港の敷地内で実施され、私有地での走行からスタートする。安全性の確保や規制上の許可が得られれば、公道での走行を行うことも予定している。

 

HMI Technologiesはこのトライアル向けにフランスNavya 社から15人乗りの自動走行シャトルを購入。年内には車両がクライストチャーチに到着し、来年初めからトライアルが開始される予定。

 

ソース: Christchurch Airport ‘NEW ZEALAND’S FIRST TRIAL OF AUTONOMOUS VEHICLE ANNOUNCED’

 

 

NHTSA、SAEの自動走行レベル区分を採用

(2016.10.03) us-flag

 

米国運輸省道路交通安全局 (NHTSA)は、先日発表した自動走行に関する指針の中で、SAEインターナショナルの定義による6段階の自動走行レベル区分を採用した。これまでNHTSAは自動走行レベルを5段階で定義していた。

 

またSAEは3日、このレベル区分を示したテクニカルスタンダード「J3016: Taxonomy and Definitions for Terms Related to On-Road Motor Vehicle Automated Driving Systems」の最新版を公開した。このスタンダードはSAEのウェブサイトから無料で入手可能となっている。

 

ソース: SAE International “NHTSA Adopts SAE International Standard Defining Autonomous Vehicles; SAE Releases New Version for Free – J3016 states and defines six levels of automation in on-road motor vehicles”