ITS / 情報セキュリティ

バックナンバー/2016年4月

富士重工と日本IBM ADAS分野で協業

(2016.04.25) jp-flag

 

富士重工業と日本アイ・ビー・エムは25日、ADAS分野における、実験映像データの解析システムの構築とクラウドおよび人工知能技術に関する協業検討について合意したことを発表した。

 

両社はすでに共同で先進安全システムの膨大な実験映像データを集約して統合的に管理するシステムの構築に取り組み、2016 年4月より運用を開始したが、今後はさらに、IBM クラウドを基盤とした自動車業界向けのIoTソリューション「IBM Watson Internet of Things for Automotive(アイ・オー・ティー・オートモーティブ)」を活用した新たなシステムの構築に向けた検討や、高度な運転支援の実現に向けて、クラウドおよび人工知能分野における最新技術の特性を把握し、高度運転支援システムにおける技術適用の可能性の検証などを進める。

 

ソース: 富士重工業 ‘富士重工業と日本 IBM 高度運転支援システム分野での協業を開始’ 

Volvo、来年からイギリスで大規模な自動走行テストを実施

(2016.04.27) eu-flag

 

ボルボ・カーズは27日、来年からイギリスで大規模な自動走行テストを実施することを発表した。同社は2020年までに同社の車による重傷・死亡事故をゼロにすることを目標にしており、このテストによって安全性を向上する自動走行テクノロジーの導入を加速させる。

 

「Drive Me London」と呼ばれるこのテストでは、実際の家族による自動走行車の公道走行が実施される。これによって得られたデータは、自動走行車が実際の環境に最適なものになるよう開発に役立てられる。来年初頭から限られた台数の準自動走行車によるテストを開始し、その後徐々に拡大して、2018年までに最大100台までの自動走行車を導入する。

 

またこのテストにはイギリスの自動車研究センター Thatcham Researchも参加し、テクニカルデータの分析やトライアルに必要なプロのテストドライバーの提供を担当する。

 

ソース: Volvo Cars ‘Volvo Cars to launch UK’s largest and most ambitious autonomous driving trial’

 

 

デンソー、イーソル、NECが、車載電子システムのソフトウェア開発会社を設立

(2016.4.21) jp-flag

 

デンソー、イーソル、NEC通信システムの3社は21日、車載用電子システムの基本ソフトウェアおよび関連ツールの開発を行う合弁会社を設立することに合意したことを発表した。

 

自動運転の技術開発に伴い、高速通信やマルチコアマイコンへの対応、サイバーセキュリティへの対応が求められており、車載用電子システムを開発するデンソーと、車載分野で実績が豊富な組込みソフトウェアの開発を行うイーソル、ネットワークシステムや組込みシステムに関する大規模ソフトウェアを開発するNEC通信システムの3社で合弁会社を設立し、車載用電子システムの基本ソフトウェアを開発、販売する体制を整える。

 

さらにデンソーは25日、安全分野の技術開発を強化するため、先進安全に関わる画像認識技術を開発する新会社「デンソーADASエンジニアリングサービス社」をドイツに設立することも発表した。デンソーは自動運転・自動ブレーキといった先進安全システムおよび高度センシング技術の開発を強化しており、今後は、新会社と連携して画像認識を用いた自車周辺環境のセンシング技術の開発を強化し、自動運転・高度運転支援へと活用する。

 

ソース: デンソー ‘デンソー、車載用電子システムのソフト開発の強化に向けて合弁会社を設立’ 

‘デンソー、画像認識技術を開発する新会社をドイツに設立’

 

シリコンバレーのスタートアップ Drive.ai がカリフォルニアでの自動走行テスト許可を取得

(2016.04.21) us-flag

 

カリフォルニア州で自動走行車の公道テスト実施許可を取得した企業のリストに、新たに Drive.ai 社が加わった。Drive.aiはカリフォルニア州マウンテンビューに拠点を構えるスタートアップ企業で、自動走行車向けのAIソフトウェアの開発を行っている。スタンフォード大学人工知能研究所の元研究員が設立した。

 

Drive.aiが加わったことで、カリフォルニア州での自動走行の公道テストが認められた企業数は13となった。現在許可を得ている企業は以下。

  • Volkswagen Group of America
  • Mercedes Benz
  • Google
  • Delphi Automotive
  • Tesla Motors
  • Bosch
  • Nissan
  • Cruise Automation
  • BMW
  • Honda
  • Ford
  • Zoox Inc.
  • Drive.ai Inc.

 

ソース: California Department of Motor Vehicles ‘Application Requirements for Autonomous Vehicle Tester Program’

Drive.ai ‘Drive.ai job’

SMRTと2getthere、アジア太平洋地域に自動走行システムを導入するためのベンチャーを設立

(2016.04.20) 

 

シンガポールの交通プロバイダーSMRT Corporation のコンサルタント部門である SMRT Services Pte Ltd.  と、自動走行システムを開発するオランダの2getthereは20日、2gethereの自動走行システムをアジア太平洋地域で展開するためのジョイントベンチャー 2getthere Asia Pte Ltdの設立を発表した。

 

新会社 2getthere Asia はシンガポールを拠点とし、シンガポールおよびアジア太平洋地域の顧客に対し、自動走行システムのマーケティング、設置、運行、メンテナンスを行う。まずは年内に、シンガポール国内で、2getthereの第三世代グループラピッド・トランジット(GRT)を披露することを目指す。

 

2getthereの車両は人工ランドマークを使ってナビゲートし、過酷な天候状況でも自動で走行することが可能。第三世代GRT車両は一度に24人の乗客を輸送可能で、一時間に最大8000人を輸送可能な低価格の自動トランジットシステムを提供する。

 

ソース: 2getthere ‘2GETTHERE ASIA JOINT VENTURE’

ACEA、コネクティビティ戦略を発表

(2016.04.15) eu-flag

 

欧州自動車工業会(ACEA)は15日、自動車のデータ保護や第三者によるデータアクセスの問題に焦点を当てたコネクティビティ戦略を発表した。

 

この戦略の中でACEAは、公的機関は全体的な観点からあらゆる知識をプールし、注意深くそれぞれの活動を協調するべきであるとした。また自動車業界は、必要な分野横断的な産業政策の採用のため、道路オペレータ、テレコムオペレータ、ICT企業、その他サービスプロバイダー、および公的機関と協力する準備ができているとも述べられ、EUと日米との協調の重要性も協調された。

 

さらに第三者による車両データへの安全でセキュアなアクセスを確保するための最適なテクニカルアプローチとして、物理的な道路車両だけでなく、外部ソフトウェアやハードウェアなどを含む「Extended Vehicle (拡張車両)」のコンセプトが挙げられた。このアプローチによって、明確に定義された技術・データ保護・競争のルールに準拠した車両データへのアクセスが可能になるという。Extended Vehicle については現在ISOで標準化に向けた取り組みが行われている。

 

またACEAは同日、14日に欧州議会で可決した一般データ保護規制を歓迎する声明を発表した。ACEAのErik Jonnaert氏は、「この規則はおそらく世界で最も進んだデータ保護制度をもたらす」と述べ、またその一方、各国のデータ保護当局がこの規則をそれぞれ異なる方法で解釈するような事態は避けるべきだと警告した。

 

コネクティビティ戦略はここから入手可能。

 

ソース: ACEA ‘Strategy Paper on Connectivity’

ACEA ‘Automakers welcome new EU data protection rules’

 

米自動走行スタートアップ、シリーズAラウンドで$12Mを調達

(2016.04.13) us-flag

 

自動走行テクノロジーのスタートアップ企業NAUTOは13日、シリーズAラウンドとして、ベンジャーファンドのPlayground Globalなどから1200万ドルの資金調達を行ったことを発表した。この資金は、運転の安全性や効率を向上するコネクテッドカメラおよびクラウドシステムの開発に利用される。

 

同社のテクノロジーは、コンピュータビジョンやGPS、車両センサー、クラウドデータを利用して車の周囲の状況を認識し、これを人工知能と組み合わせることで、どのようにリスクを減らし、運転効率を上げることができるかを車が持続的に学習することを可能にする。

 

NAUTOのチームは今後、カリフォルニア州パロアルトにあるPlayground Globalのデザインスタジオに拠点を移し、Playgroundのエンジニアやデザイナーのチームと連携していく。

 

ソース: NAUTO ‘Building the Onramp for Autonomous Driving’

 

運転行動データの収集プロジェクト UDRIVE、 紹介ビデオを公開

(2016.04.05) eu-flag

 

英ラフバラ大学が、EUの研究開発支援プログラムHorizon2020の資金を得て進行中のプロジェクトUDRIVEを紹介する動画を作成し公開した。

 

 

このプロジェクトは、走行中の車内の運転手の行動を自然な状態でモニタリングし、取得したデータを車の安全性や環境性の向上に役立てるというもの。イギリス、オランダ、フランス、ドイツ、スペイン、ポーランドの6カ国で実施され、ボランティアとして参加に合意した運転手の日々の運転を、昼夜問わずあらゆる天候状態で観察する。

 

ラスバラ大学はリーズ大学とともにイギリスでのデータ取得を担っており、車の内外、運転手の顔、手、足を撮影するため、7台のビデオカメラと1台のスマートカメラを30台の車両に設置して、データ取得を行っている。

 

ソース: UDRIVE ‘UDRIVE video produced by Loughborough University’

Elektrobit、AUTOSARソフトウェアの開発拠点を拡大

(2016.04.18) eu-flag

 

自動車用組み込みテクノロジーソリューションを開発するElektrobit は18日、ルーマニアのTimisoaraとインドのBangaloreに新たな開発拠点を設けることを発表した。この開発拠点拡大により新たに80人のディベロッパーを雇用し、車載ソフトウエアの標準規格AUTOSARに準拠したソリューションの開発を強化する。

 

ソース: Elektrobit ‘Elektrobit (EB) expands AUTOSAR development globally’

 

 

Kapsch、Car2Car-CCに加盟

(2016.04.14) eu-flag

 

オーストラリアのITSテクノロジー企業Kapschは14日、欧州の自動車メーカーやサプライヤ、IT企業、研究機関からなるCar2Carコミュニケーションコンソーシアム(Car2Car-CC)に加盟したことを発表した。このコンソーシアムは通信技術による道路交通の安全および効率の向上を目指しており、V2X技術の標準化などを推し進めている。

 

Kapschは、V2Xテクノロジーの多様な要件やフォーマットそれぞれに対応したラジオモジュールの開発しており、この開発によって得られたノウハウをこのコンソーシアムへともたらすという。

 

ソース: Kapsch ‘Kapsch becomes member of Car2Car Communication Consortium’