ITS / 情報セキュリティ

バックナンバー/2016年2月

欧州自動車・テレコム業界による自動走行協議会 第二回会議で協力分野を確認

(2016.02.22) eu-flag

 

欧州の自動車業界とテレコム業界を代表する5つの業界団体(ACEA、CLEPA、ETNO、ECTA、GSMA)によって昨年9月に立ち上げられた、コネクティッドカーおよび自動走行に関する議論を行うための共同協議会が、今月バルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレスにて、第2回となる円卓会議を開催した。

 

今回の会議では、コネクティビティ、標準化、セキュリティの3分野を率先して協力すべき分野とすることが確認された。コネクティビティに関しては、必要なネットワークインフラの整備促進のため、中立的な規制枠組みや公的資金の投入による企業の取り組みを支援が必要と結論づけた。標準化については、自動車業界やテレコム業界が進めているすべての標準化活動をマップし、両業界が共同で優先事項を決定することで合意した。セキュリティ分野では両業界とも取り組みを進めているが、今後この協議会を利用して協力を深めることで合意した。

 

ソース: ACEA ‘Automotive and telecom industries set joint priorities for connected and automated cars’

Mobileye、日産とのパートナーシップを発表

(2016.2.23)  jp-flag

 

ADASや自動走行向けの画像処理ソフトなどを開発するイスラエルのMobileye社は23日、日産との了解覚書に調印したことを発表した。今後Mobileye社のRoad Experience Management (REM) テクノロジーが日産の車両に統合されることとなる。REMテクノロジー統合のためにMobileye社とパートナーシップを結んだ大手自動車メーカーは、ゼネラル・モーターズ、フォルクスワーゲンに続き、日産が3社目。

 

REMテクノロジーは、持続的にアップデートされる高精度地図と正確な位置情報テクノロジーを組み合わせたソリューションで、安全な自動走行を実現する技術として期待されている。

 

ソース: Mobileye ‘Mobileye and Nissan Aim to Integrate Mobileye’s Road Experience Management™ Technology for Autonomous Driving’

 

Samsung, SEAT, SAP の3社がコネクテッドカー開発で提携

(2016.02.20)eu-flag kr.gif

 

VWグループでスペインに拠点を置く自動車メーカーSEATと、韓国のサムスン電子、およびドイツのソフトウェア企業SAPの3社が、コネクテッドカーの開発のための技術アライアンスを形成したことを明らかにした。このアライアンスは、路上における車の接続性とユーザーの安全性を常に保つことを目指し、共同でコネクテッドカーソリューション開発を行う。

 

同アライアンスはバルセロナで開催されたモバイル・ワールド・コングレスにて、車から降りることなく駐車場の予約や支払いができるアプリや、物理キーを受け渡しをせずにセキュアに他の人に自分の車を利用する許可を与える「デジタル・キー・シェアリング」などのコンセプトを披露した。

 

 

 

ソース: VW ‘SEAT, SAMSUNG and SAP join forces to develop the “connected car” of the future’

欧州委員会と5G PPP が5Gインフラに関する白書を発表

(2016.02.22) eu-flag

 

バルセロナで開催中のモバイル・ワールド・コングレス2016にて、欧州委員会と5Gインフラ官民パートナーシップ(5G PPP)が、「5G Empowering Vertical Industries」と題された白書を発表した。この白書では、5Gネットワークインフラがどのように社会や経済のデジタル化を実現し、自動車や交通、ヘルスケア、エネルギー、製造、メディア、エンターテイメントなどの分野に第4次産業革命をもたらすかが概観されている。

 

この白書で示された主な結論は以下。

・5G はネットワークをインテリジェントな統合フラットフォームへと変容させ、またベンダーやオペレーター、バーティカル市場間の関係を強固にすることによって、新たなビジネスモデルやバリュープロポジションへの道を開く。

・5Gはまた、異なる実現技術をシームレスに統合する。

・2020年までに欧州のバーティカル市場にむけて5Gを配備することを重要な目標とすべき。

・レーテンシー(5ms未満)、信頼性(99.999%以上)、密度(最大100 devices/m2)、ピークターミナルデータレートなどが5Gが達成しなければならない重要なパフォーマンスターゲット。

・バーティカル市場のユースケースに由来する要件を検討することの優先度は高く、5G標準化プロセスの早い段階で考慮されるべき。

・スペクトルに関する優先事項の見極めの際には、バーティカルユースケースを十分に考慮すべき。

 

白書はここから入手可能。

 

ソース: 5G PPP ‘5G KEY TO REVOLUTIONIZING INDUSTRY AND SOCIETY’ 

 

デンソーとNTTドコモ、ADASと自動走行開発で協力

(2016.2.22) jp-flag

 

デンソーとNTTドコモは22日、ADASや自動走行技術の実現に向け、LTEや次世代移動通信システム5Gを利用した車両制御システムの研究開発で協力することに合意した。具体的には、高速道路での合流や、見通しの悪い都市部の交差点等での、LTEや5Gを利用した車両制御システムの活用を想定し、シミュレータを用いた評価や、車両を利用した実験の実施を検討している。

 

また5Gに関し、NTTドコモは、韓国の通信事業者であるKTとSK Telecom、およびアメリカのVerizon Communicationsとともに、「5G Open Trial Specification Alliance」の立ち上げに向けて協力していくことにも合意したと発表した。このアライアンスは、5Gの実証実験をおこなっている世界各国の団体や企業の協力を促進し、実証実験の共通の仕様を策定することで、5Gの開発を効率的に進めていくことを目的とする。

 

ソース:NTTドコモ ‘デンソーとNTTドコモ、高度運転支援と自動運転技術の実現に向けた研究開発の協力に合意
-LTEや5Gを利用した車両制御システムの研究開発-‘

NTTドコモ ‘KT、NTTドコモ、SK TelecomおよびVerizonが「5G Open Trial Specification Alliance」の立ち上げに向け合意’

 

オランダで50台以上の車両を使った隊列走行トライアル

(2016.02.16) eu-flag

 

オランダのA2高速道路で3月16日、50台以上の準自動走行車を使った隊列走行のトライアルが実施される。このトライアルは自動走行に関する保険・責任問題の解決に寄与すると期待され、リスクマネジメントコンサルティング企業のAonが主導し、Royal HaskoningDHV、Business Lease Netherlands、Prodrive Trainingがパートナーとして参加する。また車両は BMW、ヒュンダイ、メルセデス、テスラ、トヨタ、ボルボ のものが使用される。

 

ソース:Aon ‘Nationale Platooning-test met ruim vijftig semi-zelfrijdende auto’s op A2′

 

 

 

 

 

新レポート、2020−2030年の自動走行車販売台数を1.29億台と予測

(2016.02.18)  us-flag

 

アメリカのマーケットリサーチ・コンサルティング企業 Navigant Research 社がまとめたレポートによると、自動走行機能を有する自動車の2020−2035年の販売台数は、世界中で1億2900万台にのぼると予測されるという。また同社のシニアリサーチアナリストであるDavid Alexander氏は、自動走行フリート(車群)のもたらす大きな利点の一つとしてライドシェアあげており、ライドシェアの利用拡大によって大幅な効率化が期待できるよう。さらに、都市中心部を走る乗用車の多くがやがて自動走行フリートに取って代わることが予測され、このことはOEMにとって新たなチャンスであると同時に課題にもなるという。

 

さらにレポートによると、自動走行車は安全性の向上と事故の減少をもたらすと期待される一方、多くのOEMが責任の問題を懸念しているという。自動走行車による事故の責任は、メーカーではなく、自動走行システムを始動した人物にあると定める法が整備されれば、自動走行車の導入を後押しすることになるだろうとこのレポートは述べている。

 

ソース: Navigant Research ‘129 Million Autonomous-Capable Vehicles Are Expected to Be Sold from 2020 to 2035′

英グリニッジにて自動走行車の開発施設がオープン

(2016.02.18) eu-flag

 

TRL(イギリス交通研究所)は18日、ロンドン・グリニッジにて「UK Smart Mobility Living Lab @ Greenwich」をオープンした。この施設では、コネクテッド・自動走行車(CAV)のシステムやサービス・プロセスを、実際の道路環境において安全に開発・評価することができる。

 

 

現在は GATEway と MOVE_UK の2つのプロジェクトがこの施設を利用している。

 

ソース: TRL ‘UK Smart Mobility Living Lab launched in London’

参考: UK Smart Mobility Living Lab @ Greenwich

英機械学会、「自動走行車は交通事故の95%を防止」

(2016.02.11) eu-flag

 

イギリス機械学会(IMechE)がまとめた最新のレポートによると、交通事故の95%はドライバーエラーが原因で起こっており、自動走行車を導入することによってこれを防止することができるようになるという。さらに自動走行テクノロジーはイギリス経済に年間510億ポンドの経済効果をもたらすという。

 

またこのレポートでは以下3つの勧告を行っている。

・Transport System Catapult による市民の意見調査の実施。企業、議員、規制当局、一般市民を含むワーキンググループをたちあげ、新しい規制制度をどのように統合・実施するかを検討。

・すべてのカーディーラー及びガレージが、自動車メーカーと協力し、新車購入者に対する適切な情報の提供及び必要な教習の実施を行う。

・運輸省は混在道路の安全問題に取り組み、適切な道路標識の設置やアップデートなど、どのように自動走行車を道路ネットワークに統合するかを検討する。

 

レポート全文はここから。

 

ソース: IMechE ‘Making all vehicles autonomous could prevent up to 95% of all traffic accidents’

日立、茨城県内の公道で自動走行テストを実施

(2016.02.09) jp-flag

 

日立オートモティブシステムズは9日、日立グループのクラリオン株式会社と共同で開発した自動走行システムの走行実証試験を、茨城県ひたちなか市の常陸那珂有料道路において実施することを発表した。実施期間は2月22日(月)~26日(金)を予定している。

 

今回の高速道路における走行実証試験では、走行車両の周囲360度を検知するセンサーフュージョンと高精度地図から得られる地物情報を組み合わせ、実験車両が周辺車両や車線を認識しながら先導車や車線を追従する自動での単一車線走行と車線変更を行う。さらに、天候や時刻、日照状況などの複数の異なる条件下で実証試験データを収集する。

 

ソース: 日立 ‘茨城県内の公道において自動走行システムの走行実証試験を実施’