ITS / 情報セキュリティ

バックナンバー/2015年

メルセデスEクラス、自動車線変更機能を搭載

(2015.12.09) eu-flag

 

ダイムラーは、来年春に発売予定の新型メルセデスベンツEクラスに、新システム「Active Lane Change Assist」を搭載することを発表した。この運転手支援システムはレーダーとカメラをベースにし、複車線道路での追い越し時などの車線変更をサポートするもので、自動走行車の実現へ向けた新たなステップと位置付けられる。

 

運転手が方向指示器を2秒以上点灯させると、センサーが周囲のセーフティゾーン内に他の車両がいないことを確認した上で、Active Lane Change Assistが車線変更動作を開始する。長距離レーダーとステレオカメラが車の前方をモニタリングし、複数のセンサーが側方と後方のエリアを持続的にチェックする。運転手は車線変更の動作を監視しているだけでよく、センサーが障害物を探知したり車線が読み取れない場合などにはシステムがキャンセルされる。

 

ドイツでは、連邦自動車庁がすでにこのシステムに対する仮承認を出しており、EU全土での承認に向けた申請手続きも開始しているという。

 

ソース: Daimler ‘The next step on the road to autonomous driving: The new E-Class – in the fast lane with Active Lane Change Assist’

 

 

米運輸省、新車安全性評価プログラムの改定案を公開

(2015.12.08) us-flag

 

アメリカ運輸省は、NHSTA (道路交通安全局) による新車の5つ星安全性評価プログラムNCAPの改定案を公開した。計画されている改定案では、衝突回避や歩行者保護のための先進技術の評価などが含まれている。

 

改定案の全文はここから入手可能で、米運輸省は市民からのコメントを募集している。収集されたコメントを分析し、2016年末までには改定についての最終決定を行う。新しいレーティングシステムの元での評価は、2019年のモデルから受けることになる予定。

 

ソース: US DOT ‘U.S. DOT Brings 5-Star Safety Ratings into a New Safety Era’

Google、自動走行プロジェクトの11月分レポートをリリース

(2015.11.30) us-flag

 

Google が発表した自動走行車開発プロジェクトに関する11月分のマンスリーレポートによると、2009年のプロジェクト開始から現在までの自動走行による総走行距離は 132万マイルを超えたという。 現在は23台の Lexus RX450h SUV と30台のプロトタイプ車両を使用し、マウンテンビューとオースティンの公道でテスト走行を実施している。公道での自動走行距離は平均で週当たり1万~1.5万マイルほどだという。

 

またこのレポートによると、同社は様々なサイレンの音を集めたライブラリを作成し、その音を認識できるよう自動走行車のソフトウェアを設計してあるという。これにより公道走行中に救急車両が接近した場合には、サイレンの音を認識して速度を下げたり交差点への侵入を控えるなど、状況に適した行動を車が自動でとることができるという。またサイレンの音が聞こえなかったとしても、車のカメラがサイレンの光を認識し、同様の対応をすることができる。

 

ソース: Google ‘Google Self-Driving Car Project Monthly Report November 2015′

 

独3自動車メーカー、HEREの買収を完了

(2015.12.7) eu-flag

 

Audi、BMW、Daimler の3社は、関連当局からの承認が得られたことにより、Nokiaの地図部門HEREの買収が完了したことを発表した。3社それぞれがHEREの株式を同数ずつ所有する。

 

HEREは、リアルタイムの位置情報と組み合わせた高精度地図を提供することで、自動走行車の実現に中心的な役割を果たすを期待される。世界をリードする位置情報プラットフォームの設立を目指し、ステークホルダーのネットワークを拡大するため、あらゆる分野からのパートナーシップや投資を歓迎する立場を表明している。

 

ソース: BMW ‘AUDI AG, BMW Group and Daimler AG successfully concluded acquisition of Nokia’s digital mapping and location business HERE’

 

BMW ‘The future is HERE: Tomorrow’s mobility begins with real-time digital maps’

Valeoの自動走行車、フランスで4000kmを走行

(2015.11.03) eu-flag

 

Valeo は同社の開発した自動走行車 Cruise4U を使い、実環境での約4000kmに及ぶ自動走行をフランスで実施した。同社によると、この車両は昼夜問わず、時速130までのあらゆるスピードで完璧に機能したという。

 

Cruise4Uの自動走行システムの根幹には、 IBEOとのパートナーシップで開発した SCALA レーザースキャナーがあるという。このレーザーは車両前方の環境を読み取り、非常に高い正確性をもって路上の障害物を検知する。レーザーから取得したデータは、Mobileye 社の画像処理テクノロジーを活用したValeoカメラからの情報と統合され、周囲環境の地図を作成し、周囲状況の予測を可能にする。

 

ソース: Valeo ‘VALEO TAKES FRENCH ROAD TRIP IN ITS CRUISE4U AUTONOMOUS CAR’

GMカナダのエンジニアリングセンター、テスト用自動走行車を製造

(2015.12.01) ca-flag us-flag

 

GMカナダのSteve Carlisle社長は、同社のカナダエンジニアリングセンターが中心となって自動走行車の製造に着手することを発表した。製造するのは自動走行が可能なシボレー・ボルトで、アメリカ・ミシガン州にあるGMテクニカルセンターでのテストプログラムに使用される。

 

このテストプログラムではGMの職員が自動走行車を利用することができ、プログラムから得られたデータは自動走行車開発におけるGMの技術的な能力を高めるのに寄与すると期待される。職員がカーシェアリングアプリを使って車両を予約し、目的地を選択すると、GMの自動走行テクノロジーが車を目的地まで操縦し駐車を行う。

 

ソース: GM Canada ‘GM Canada to Play a Leading Role in the Build of a Fleet of Autonomous Vehicles’

 

 

プジョー・シトロエン、欧州3000kmを自動走行

(2015.11.27) eu-flag

 

プジョー・シトロエンの開発したプロトタイプ車両は、パリとマドリードを結ぶ環状ルートを自動走行モードで走破した。このプロトタイプ車両は10月2日にパリからITS世界大会が開催されたボルドーまでを走行したが、今回はフランス国境を越え、約3000km を走行した。

 

プジョー・シトロエンは2016年にはこのプロトタイプ車両の台数を15台にまで増やすことを計画している。

 

ソース: PSA ‘PSA Prototype on European Road Trip in Autonomous Mode’

 

 

英Catapult、自動走行車コンペティションを実施

(2015.11.24) eu-flag

 

イギリスのイノベーションセンター Transport System Catapult は、自動走行車をテーマにしたコンペティションを実施し、自動走行車の導入を加速する革新的なアイデアを募集する。参加者はサービス、セキュリティ、データ、都市計画などの分野におけるハードウェアあるいはソフトウェアソリューションのアイデアを、情報共有プラットフォーム IMExchange から提出。インテリジェントモビリティの専門家が優勝者を選出し、来年5月に発表される。

 

ソース: Transport System Catapult ‘Competition seeks to accelerate introduction of driverless cars’

 

 

 

英交通ユーザーの4割、自動走行車の利用を検討

(2015.11.23) eu-flag

 

イギリスのイノベーションセンター Transport Systems Catapult が実施した調査によると、イギリスの交通ユーザーの39%は、自動走行車が実現した際にはその利用を検討すると回答したという。特に都市に住む若年社会人層に限定すると、62%もの人が自動走行車の利用に前向きだという。この調査で明らかとなった自動走行技術の潜在的な受容度は、予想を大きく上回るものだったという。

 

この調査は英運輸省、ビジネスイノベーション技能省、Innovate UKの支援を得て、旅行者ニーズ研究の一環として実施された。オンラインアンケートとインタビューから成り、車の所有者だけでなく、あらゆる交通ユーザーを対象とした。

 

ソース: Transport System Catapult ‘39% of UK transport users would consider using a driverless car’

HERE、オランダ政府とC-ITSの効率性を共同研究

(2015.11.25) eu-flag

 

地図プロバイダーのHEREとオランダのインフラ・環境省は、セルラーネットワークをベースにした協調ITSが、どのようにオランダの交通問題の解決に寄与するかの実証研究を共同で実施する。この取組は、モビリティ問題の解決を目指すオランダ政府のBeter Benutten (利用最適化)プログラムの一環として要請された。

 

Beter BenuttenのプロジェクトマネージャーであるCaspar de Jonge氏によると、HEREのDTI(デジタル交通インフラ)コンセプトは、既存のセルラー4Gネットワーク技術を活用しており、追加のインフラやオンボードユニットが不要なため、C-ITSの導入コストを抑えることができるという。

 

ソース: HERE 360 ‘HERE plans co-operative transport initiative to tame Dutch traffic’