ITS / 情報セキュリティ

バックナンバー/2015年11月

EUCAR 年次会議

(2015.11.05) eu-flag

 

EUCAR (European Council for Automotive R&D) の年次会議が5日開催され、約300人のステークホルダーが「未来への接続」をテーマにさまざまな議論を行った。

 

EUCAR議長のAnke Kleinschmi氏はスピーチの中で、モビリティや交通の世界が急速に変化していることを強調。製品やサービスが益々統合されていく中で、デジタル化する社会へのモビリティサービスの提供のため、ステークホルダーの協調した取り組みが重要であるとした。

 

また欧州委員会のGünther H. Oettinger委員(デジタル経済・社会担当)は、グローバル市場を勝ち抜くためにはセクター間の緊密な協力が必要であることを強調した。

 

ソース: EUCAR ‘European automotive industry and Commissioner Oettinger jointly call for more research and innovation in the field connected road transport’

 

 

 

Volvo XC90、オーストラリアで自動走行

(2015.11.07) au-flag

 

オーストラリアで初となる自動走行トライアルが先週土曜日に実施され、Volvo XC90 が南オーストラリア・アデレードの高速道路を走行した。今回のデモンストレーションは、独立道路研究機関 ARRBグループが南オーストラリア州政府と共同で企画した「オーストラリア自動走行車イニシアチブ」の一環として実施された。

 

ソース: ARRB ‘Volvo rolls into Adelaide for historic ADVI driverless car trials’

コンチネンタル、ダイナミックeHorizonのテストを実施

(2015.11.08) eu-flag

 

コンチネンタルは開発中のカーコネクティビティシステム・ダイナミックeHorizon (electronic horrizon) のテストを実施していることを発表した。ダイナミックeHorizon は、車載センサーなどから収集した情報をクラウドを通じて共有することで、車の安全性や快適性を高めるシステム。今日の交通情報やデジタル地図ではカバーできない情報を提供するという。

 

現在コンチネンタルでは、このダイナミック eHorizon および、さまざまなアプリケーションの信頼性を確認するテストを、新しいデモカーを使って実施している。車両は携帯無線モジュールを通じてコンチネンタルのバックエンドプラットフォームと接続されており、双方向のデータ通信が可能。

 

車載システムは最新のルート情報や周辺情報(追加の地形データや一時的な速度制限の情報など)をコンスタントに受け取ることができる。また車の側からもセンサーや車載システムの情報をクラウドに送り、この情報は地図データの改善や情報のアップデートに活用される。この、「クラウドから得られる最新の詳細なルート情報のベースとなるデータは、コネクテッドカーから提供される」という原則( swarm principle) は、コンチネンタルの様々なインテリジェントアプリケーションの基礎として利用されているという。

 

このダイナミックeHorizonは、次世代ADASから自動走行まで、幅広いアプリケーションへの活用が考えられている。

 

ソース: Continental ‘Swarm Intelligence: Continental Tests the Connected Vehicle’

道路ユーザーの不注意による交通安全リスクの研究

(2015.10.15) eu-flag

 

欧州委員会の要請を受けて TRL, TNO, RAPP Trans が共同で行った、「道路ユーザーの不注意による交通事故リスクを減らすためのグッドプラクティスについての研究」の報告書が発表された。

 

この報告書によると、道路事故の10-30%は道路ユーザーの不注意に原因があると考えられるという。また新しいテクノロジーは、安全性向上に資するとされているものであっても、適切に実装されていなければ、ユーザーの走行状況への注意を散漫にする危険性があるという。そのため優れたHMIデザインの重要性が、ステークホルダーや専門家によって強調されている。

 

対応策としては、法整備や、不注意に関する意識向上キャンペーンなどが有効とされ、またテクノロジーの面では、音声認識や生体認証、ヘッドアップディスプレイ、人工知能、自動走行、などが有望な分野として挙げられている。

 

さらに、費用対効果の点で現在最も有望なアプローチは、技術面では衝突警告システム、技術面以外では免許取得のプロセスにおける教育だという。

 

ソース: European Commission ‘Study on good practices for reducing road safety risks caused by road user distractions’

UDRIVE プロジェクト、9月の延長を発表

(2015.10.28) eu-flag

 

運転手の自然な運転行動を研究するEUプロジェクト UDRIVE は、欧州委員会から9か月の期間延長を認められたことを発表した。これによりプロジェクトの終了時期が、当初予定されていた2016年9月末から2017年6月末に変更された。

 

UDRIVEでは、実環境における運転手の行動を観察し、衝突の原因や運転手の注意散漫、交通弱者の行動、エコドライビングなどの分析を行っている。

 

ソース: UDIRVE ‘EC grants UDRIVE a 9 month extension’

 

トヨタ、シリコンバレーに人工知能技術のR&D拠点となる新会社設立 

(2015.11.06) jp-flag

 

トヨタは来年1月、人工知能技術の研究・開発の拠点となる新会社「TOYOTA RESEARCH INSTITUTE, INC.」(TRI)をシリコンバレーに設立する。TRIはトヨタの技術イノベーションの拠点として位置づけられ、今後5年間で約10億ドルが投入される。

 

TRIのCEOに就任した ギル・プラット氏は、「TRIでは、事故を起こさないクルマ、誰もが移動の自由を享受できるモビリティ、高齢者の尊厳ある老後をサポートするロボットなど、人と協調できる人工知能技術の開発に取り組む。さらには、新材料探索・生産管理システムなど幅広い領域での応用に向けた技術開発を行い、社会に貢献したい」と語っている。

 

ソース: Toyota ‘トヨタ自動車、「人工知能技術」の研究・開発強化に向け新会社を設立’

Volvo、カンガルー探知システム開発のための調査をオーストラリアで実施

(2015.10.29) au-flag eu-flag

 

Volvoの専門家チームは、野生のカンガルーの行動を撮影、研究するため、オーストラリアへと向かった。同国ではカンガルーと車の衝突が深刻な問題になっており、Volvoは今回の調査で得たデータを、カンガルーを探知して衝突を回避システムの開発のため活用する。

 

Volvoのエンジニアによると、同社の歩行者探知テクノロジーが主に都市環境における運転に向けられていたのに対し、カンガルー探知システムでは、高速道路での走行にフォーカスするという。また同社は、スウェーデンですでにシカやトナカイ、牛など、より大型で動きの遅い動物を対象にした調査を行ったものの、カンガルーはより小さく、動きを予測することも難しいため、今回のオーストラリアでの調査は重要だという。

 

ソース: Volvo ‘Volvo Cars begins first ever Australian tests for kangaroo safety research’

 

 

 

米運輸省、2018年から自動緊急ブレーキを推奨技術に指定

(2015.11.02) us-flag

 

アメリカNHTSA(運輸省道路交通安全局)は、車の安全性を評価する5スターレーティングシステムを改定し、推奨先進安全技術のリストに自動緊急ブレーキ(AEB)を加えることを明らかにした。2018年からのモデルが対象となる。

 

AEBには、衝突の危険性があるにもかかわらず運転手が何もアクションを取らない場合に自動的にブレーキをかけるCIB (Crash Imminent Braking)と、運転手がブレーキをかけているがそれが十分でない場合にサポートする DBS (Dynamic brake support)が含まれる。

 

今回の決定は衝突回避技術の普及に向けたNHTSA による一連の取り組みの一環である。9月には大手自動車メーカー10社が、自動緊急ブレーキを標準装備をすることで合意した。NHTSAはまた、新車にV2V安全通信のためのトランスミッターの装備を求めたり、革新的な安全技術導入の障害となりうる規制の問題に取りくむための提案作成に取り組んでいる。

 

以下はNHTSAが作成した、AEBの紹介動画。

 

ソース: NHTSA ‘U.S. DOT to add automatic emergency braking to list of recommended advanced safety technologies in 5-Star Rating system ‘

Olea Sensor Networks、シートベルトでバイタルサインを測定するシステムを発表

(2015.11.02) us-flag

 

米Olea Sensor Networks社は、シートベルトに取り付けたセンサーでバイタルサインを測定するシステムを発表した。取得したデータはBluetooth を通じてクラウドに送信される。

 

ソース: Olea Sensor Networks ‘Olea Unveils OleaSenseTM IoT Technology for the Connected Vehicle’

DocuSign、スマートペイメントコンセプトを公開 Visaのコネクテッドカー用アプリ

(2015.10.27) us-flag

 

e署名ソリューションを提供するDocuSignとクレジットカードブランドのVisaは、コネクテッドカー用のオンライン契約・支払いシステムのプロトタイプを公開した。DocuSignのアプリは、Visaの開発したコネクッテドカーに組み込まれ、車のリースや購入のプロセスを単純化する。また自動車保険や、リース料金、通行料、駐車料金の支払いを自動的に行うことができる。

 

 

ソース: DocuSign ‘DocuSign Showcases Smart Contracts & Payments Prototype Built for Visa’s Connected Car Initiative’