ITS / 情報セキュリティ

カテゴリー/道路・ドライバ行動

InfineonとImec、79 GHz CMOSレーダーセンサーチップを共同開発へ

(2016.5.24) eu-flag

 

ベルギーに拠点を構えるナノエレクトロニクスの研究施設 Imecとドイツの半導体メーカーInfineonは24日、共同で CMOSセンサーチップの開発に取り組むことを発表した。完全自動走行の実現に向けた重要なステップと位置づけられ、Imecが持つレーダーアプリケーションの高周波システム、回路、アンテナ設計のノウハウと、Infineonのレーダーセンサーチップの知識を活用し、自動車レーダーアプリケーション向けの79 GHz CMOSセンサーチップを開発する。

 

両社はCMOSセンサーチップのサンプルを2016年の第三四半期までに、完全なレーザーシステムのデモンストレーターを2017年初めまでに開発することを目指す。

 

ソース: Infineon ‘Infineon and Imec cooperate on 79 GHz CMOS radar sensor chips for the automotive industry’

 

 

運転行動データの収集プロジェクト UDRIVE、 紹介ビデオを公開

(2016.04.05) eu-flag

 

英ラフバラ大学が、EUの研究開発支援プログラムHorizon2020の資金を得て進行中のプロジェクトUDRIVEを紹介する動画を作成し公開した。

 

 

このプロジェクトは、走行中の車内の運転手の行動を自然な状態でモニタリングし、取得したデータを車の安全性や環境性の向上に役立てるというもの。イギリス、オランダ、フランス、ドイツ、スペイン、ポーランドの6カ国で実施され、ボランティアとして参加に合意した運転手の日々の運転を、昼夜問わずあらゆる天候状態で観察する。

 

ラスバラ大学はリーズ大学とともにイギリスでのデータ取得を担っており、車の内外、運転手の顔、手、足を撮影するため、7台のビデオカメラと1台のスマートカメラを30台の車両に設置して、データ取得を行っている。

 

ソース: UDRIVE ‘UDRIVE video produced by Loughborough University’

ルノー、次世代のドライバーモニタリングシステム開発でドイツのgestigonと提携

(2016.04.06) eu-flag

 

ルノーとgestigonは6日、2015年から共同でルノー車両用のドライバーモニタリングシステム開発に取り組んでいることを明らかにした。この取り組みでは、部分的自動走行車において、運転手が自動走行システムから運転操作を安全に引き継ぐ準備ができているか否かを評価する技術を開発している。

 

gestigonによると、レベル3の自動走行においては、運転操作を自動走行システムから引き継ぐ前に、運転手が走行状況に十分な意識を向けていることが重要であり、この意識については視線をトラッキングすることで測定することが可能であるという。しかし、運転手が実際に運転を引き継ぐことができるかどうかは、運転手の姿勢や視覚的・認知的準備を含めた包括的な評価がなされるべきであり、3Dデプスセンサーデータにベースにしたgestigon社のボディトラッキング技術がこれを可能にするという。

 

ソース: gestigon ‘Renault and gestigon work on next generation driver monitoring’

TomTom、交通情報のウェブポータルをローンチ

(2016.04.05) eu-flag

 

TomTomは5日、交通情報のポータルサイト「TomTom City」のローンチを発表した。消費者および交通マネジメントのエキスパートらをターゲットに、都市ごとの交通情報をリアルタイムに提供するサービスで、持続可能で効率的なモビリティを交通当局、企業、市民が共同で管理するためのプラットフォームと位置づけられている。

 

このウェブポータルでは、交通の流れや交通事故に関する情報をリアルタイムに知ることができ、消費者がより効率的なルートを計画したり、交通管理者が交通に関する問題に迅速に対応することを可能にする。現在18カ国25都市をカバーしており、今後都市数を拡大していく。

 

ソース: TomTom ‘TomTom launches TomTom City as a traffic information source for consumers and professionals’

 

ナチュラリスティックなドライビングを研究する米プロジェクト ウェビナーを開催

(2016.03.09) us-flag

 

アメリカの研究プロジェクトSHRP 2 Naturalistic Driving Study  が、ナチュラリスティックな運転行動に関するウェビナーを開催する。SHRP 2はハイウェイでの事故や混雑の原因を調べるために立ち上げられたプロジェクトで、米運輸省のためにハイウェイの安全、オペレーション、およびプランニングの分野における研究を実施する。

 

ウェビナーはシリーズ形式で複数回実施され、第一回目のウェビナーが4月5日に実施される。このウェブサイトより参加登録が可能。

 

 

ソース: ERTICO ‘Webinar on SHRP 2 Naturalistic Driving Study’

参考: SHRP 2

英ブリストルの新プロジェクト「Flourish」 高齢者のための自動走行車開発

(2016.02.01) eu-flag

 

イギリスの政府機関 Innovate UK からの資金提供が発表された自動走行プロジェクト「Flourish」では、車の運転ができない高齢者のモビリティニーズに応える新たな自動走行車の開発に向けた取り組みが行なわれる。西イングランド大学とブリストルロボティックス研究所が中心となり、ヒューマンファクターの研究を元に、異なる人々のニーズに対応するヒューマン・マシン・インファーフェイスを設計・開発する。ユーザーのターゲットとして、視覚や聴覚、記憶力が弱まっている人、または体の動きが制限されていたり、あるいは言葉を話すことが困難であったりする人など、さまざまな障害のある人が想定されている。

 

ソース: University of the West England ‘Connected Autonomous Vehicles promise travel freedom for older adults in the future’

英政府 新たに8つの自動走行プロジェクトに資金提供

(2016.02.01) eu-flag

 

イギリス政府は1日、自動走行に関する8つの新たなプロジェクトに総額2千万ポンドの資金を提供することを発表した。この資金は、イギリス政府が用意した1億ポンドのインテリジェントモビリティファンドから拠出される。

 

選ばれたのは以下8つのプロジェクト。

1. UK Connected Intelligent Transport Environment (UKCITE):コネクテッドカーおよび自動走行車(CAV)のための先進的なテスト環境を構築。

2. Insight:先進センサーとコントロールシステムを有する自動走行シャトルの開発と、都市歩行者エリアでのトライアル。

3. Tools for autonomous logistics operations and management: 交通モデラーとコンピュータゲーム業界のコラボレーションによる新たなモデリングの開発と、CAVの投資対効果向上。

4. FLOURISH: CAVに関するユーザーのニーズと期待をよりよく理解するためのツール開発。

5. MOVE-UK: 自動走行システムの開発、市場準備、実装の加速にフォーカス。

6. INnovative Testing of Autonomous Control Techniques (INTACT): 自動制御システムのテスト・評価にかかるコストを削減。

7. Pathway to Autonomous Commercial Vehicles: 車両からの情報をモニタリングし、分析をもとにセーフティリスクを予測するソリューションの開発。

8. i-MOTORS – Intelligent Mobility for Future Cities Transport Systems: モバイルプラットフォームを通じたV2Xシステムの開発。

 

ソース: GOV.UK ‘Driverless cars technology receives £20 million boost’

 

Faurecia とスタンフォード大学、自動走行における人の行動研究で連携

(2015.11.13) eu-flag us-flag

 

フランスに拠点を構える大手サプライヤのFaurecia と米スタンフォード大学デザインリサーチセンターは、自動走行車における人の行動の変化を研究するためのパートナーシップを結んだことを発表した。

 

Faurecia とスタンフォードのこれまでの取り組みで見出された課題として、自動走行中にも運転手が運転状況に意識を向け自動・手動への切り替えに対応できるよう注意を保つことや、読書や仕事など、自動走行によって可能となる新しい行動様式に対応すること、また、自動走行中の読書などによって引き起こされる乗り物酔いを緩和するイノベーションなどが挙げられている。

 

ソース: Faurecia ‘Faurecia and Stanford University to explore future of autonomous driving and share research at Connected Car Expo’

道路ユーザーの不注意による交通安全リスクの研究

(2015.10.15) eu-flag

 

欧州委員会の要請を受けて TRL, TNO, RAPP Trans が共同で行った、「道路ユーザーの不注意による交通事故リスクを減らすためのグッドプラクティスについての研究」の報告書が発表された。

 

この報告書によると、道路事故の10-30%は道路ユーザーの不注意に原因があると考えられるという。また新しいテクノロジーは、安全性向上に資するとされているものであっても、適切に実装されていなければ、ユーザーの走行状況への注意を散漫にする危険性があるという。そのため優れたHMIデザインの重要性が、ステークホルダーや専門家によって強調されている。

 

対応策としては、法整備や、不注意に関する意識向上キャンペーンなどが有効とされ、またテクノロジーの面では、音声認識や生体認証、ヘッドアップディスプレイ、人工知能、自動走行、などが有望な分野として挙げられている。

 

さらに、費用対効果の点で現在最も有望なアプローチは、技術面では衝突警告システム、技術面以外では免許取得のプロセスにおける教育だという。

 

ソース: European Commission ‘Study on good practices for reducing road safety risks caused by road user distractions’

UDRIVE プロジェクト、9月の延長を発表

(2015.10.28) eu-flag

 

運転手の自然な運転行動を研究するEUプロジェクト UDRIVE は、欧州委員会から9か月の期間延長を認められたことを発表した。これによりプロジェクトの終了時期が、当初予定されていた2016年9月末から2017年6月末に変更された。

 

UDRIVEでは、実環境における運転手の行動を観察し、衝突の原因や運転手の注意散漫、交通弱者の行動、エコドライビングなどの分析を行っている。

 

ソース: UDIRVE ‘EC grants UDRIVE a 9 month extension’