ITS / 情報セキュリティ

カテゴリー/標準化

NHTSA、SAEの自動走行レベル区分を採用

(2016.10.03) us-flag

 

米国運輸省道路交通安全局 (NHTSA)は、先日発表した自動走行に関する指針の中で、SAEインターナショナルの定義による6段階の自動走行レベル区分を採用した。これまでNHTSAは自動走行レベルを5段階で定義していた。

 

またSAEは3日、このレベル区分を示したテクニカルスタンダード「J3016: Taxonomy and Definitions for Terms Related to On-Road Motor Vehicle Automated Driving Systems」の最新版を公開した。このスタンダードはSAEのウェブサイトから無料で入手可能となっている。

 

ソース: SAE International “NHTSA Adopts SAE International Standard Defining Autonomous Vehicles; SAE Releases New Version for Free – J3016 states and defines six levels of automation in on-road motor vehicles”

HEREとSBDが共同で白書を発表 自動走行社会に向け業界の連携強化を呼びかけ

(2016.07.19) eu-flag

 

地図プロバイダのHEREと自動車テクノロジーのリサーチコンサルタントSBDは19日、自動走行車が交通渋滞に及ぼす影響を検証した白書を発表した。この白書の中で両社は、高度な自動走行技術の導入は中期的には交通渋滞を悪化させる可能性があると指摘。この問題を克服するためには、自動走行社会へのシームレスな移行に向けて、自動車業界が連携を強化させる必要があると主張した。

 

この白書によると、自動走行が渋滞に当たる影響を左右するファクターとして、自動化のレベルと普及率の2つがあるという。ベーシックなレベルの自動化は交通渋滞を多少緩和させうるが、普及率が低いまま自動化のレベルが高まると渋滞に悪影響を与える可能性がある。

 

この移行期間における渋滞増加を抑えるため、白書では、全自動車業界に対し、各車両がそれぞれ別々に機能する自走システムから、データフォーマットを標準化し、あらゆる車両やインフラがオープンに情報を共有する「協調自動走行車」システムへと移行することを呼びかけている。

 

白書はここから入手可能。

 

ソース: HERE ‘Industry collaboration the key to avoiding autonomous driving traffic congestion – HERE and SBD whitepaper’

AudiのADAS開発にVector Softwareのプラットフォームを採用

(2016.07.14) us-flag eu-flag

 

アメリカのソフトウェア企業 Vector Software は14日、同社のソフトウェア検証自動化プラットフォーム VectorCAST が、AudiのADASプラットフォームzFASを開発するTTTech Computertechnik AGに採用されたことを発表した。

 

オーストリアに拠点を構えるTTTechは、Audi向けに、さまざまなADAS機能を統合するECU「zFAS」を開発している。TTTechは、zFASのすべてのマイクロコントローラがISO26262のASIL Dレベルまで準拠することを確保するためのツールとしてVectorCASTを活用する。

 

ソース: Vector Software ‘TTTech Selects VectorCAST as Software Tools Source Within the Development of Autonomous Driving Systems’

 

 

 

 

 

 

HEREがコネクテッドカーのデータフォーマットをERTICOに提出 業界標準策定に向け前進

(2016.06.29) eu-flag

 

ドイツの地図プロバイダーHEREは29日、車両がクラウドにデータを送信する際のグローバルスタンダード策定に向けた重要なステップとして、SENSORISと呼ばれるユニバーサルデータフォーマットの設計を、ERTICO(ITSを推進する欧州官民パートナーシップ)に提出したことを発表した。ERTICOはこのフォーマットを、広く自動車業界で使用される標準インターフェイス仕様へと発展させるため、取り組みを行うという。

 

HEREは提出に先立ち、欧州、アメリカ、アジアの自動車および地図会社との協議を数ヶ月に渡り実施。現時点ですでに10以上の大手自動車メーカーやサプライヤーが、ERTICOのコーディネートする「SENSORISイノベーションプラットフォーム」に参加している。参加企業には AISIN AW, Robert Bosch, Continental, Daimler, Elektrobit, HARMAN, HERE, NavInfo, PIONEER、TomTomなどが含まれ、今後も拡大していく予定。

 

ソース : HERE ‘HERE, automotive companies move forward on car-to-cloud data standard’

 

 

IEEE、「ワイヤレス自動車共存」スタディーグループを設置

(2016.5.24) us-flag

 

IEEEは24日、IEEE 802.19ワイヤレス共存ワーキンググループ(Wireless Coexistence Working Group)が、ワイヤレス自動車共存(Wireless Automotive Coexistence)のスタディーグループを設置したことを発表した。

 

スタディグループのチーフを務める Alaa Mourad氏は、「IEEE802.19ワーキンググループは異なるアンライセンスデバイスのワイヤレススタンダードの共存のためのスタンダード策定に取り組んできた」「しかし、コネクテッドカーが登場し、我々はワイヤレス自動車共存にフォーカスしたスタンダード策定の必要性を感じている」と述べた。

 

このスタディグループは、自動車環境やユースケースにフォーカスし、

  • 2.4GHz および5GHz 周波数帯、
  • IEEE 802.11デバイス間のインターフェース、
  • IEEE 802.11と IEEE 802.15/ Bluetoothデバイス間のインターフェース、
  • IEEE 802.11および IEEE 802.15/ Bluetoothとその他非IEEE 802ワイヤレステクノロジーの共存

について検討を行う。

 

ソース: IEEE Standards Association ‘IEEE Forms a Study Group on Wireless Automotive Coexistence’

IEEE、車載無線通信WAVEの新スタンダードを発表

(2016.04.29) us-flag

 

米国電気電子学会(IEEE)は4月29日、車載無線通信WAVEの新スタンダード「1609.3-2016 – IEEE Standard for Wireless Access in Vehicular Environments (WAVE) — Networking Services」を発表した。このスタンダードはWAVEシステムにおけるネットワークおよびトランスポートのレイヤーのサービスを規定する。

 

スタンダード全文はIEEEのウェブサイトから購入可能。

 

ソース: IEEE ‘1609.3-2016 – IEEE Standard for Wireless Access in Vehicular Environments (WAVE) — Networking Services’

交通情報の標準化団体TISA、Open AutoDrive Forum に加入

(2016.04.19) eu-flag

 

交通および旅行者情報(TTI)サービスのオープンスタンダード策定を目指す非営利団体 TISA が、Open AutoDrive Forumの4番目のコンソーシアムメンバーとして加入した。 Open AutoDrive Forum (OADF) は、自動走行の分野における部門横断的な協力を促すオープンプラットフォームで、NDS e.V.、ADASIS forum、 SENSORISの3団体によって、2015年11月に設立された。

 

TISAの加入は4月12日にアムステルダムのTomTom本社で開催された第3回Open AutoDrive Forumにて発表された。TISAのTeun Hendriks氏は「自動走行のための交通情報はTISAの戦略的ロードマップのフォーカストピックの一つであり、TISAとOADFの緊密なコラボレーションは当然だ」と述べ、また同じくTISAのAndras Csepinszky氏は、「今後2−3年間で、(TTI向けのデータプロトコルである) TPEG (Transport Protocol Experts Group)を自動走行のユースケースに適合させるよう、取り組む必要がある」と付け加えた。

 

ソース: TISA ‘TISA is a new member of the Open Autodrive Forum’

Kapsch、Car2Car-CCに加盟

(2016.04.14) eu-flag

 

オーストラリアのITSテクノロジー企業Kapschは14日、欧州の自動車メーカーやサプライヤ、IT企業、研究機関からなるCar2Carコミュニケーションコンソーシアム(Car2Car-CC)に加盟したことを発表した。このコンソーシアムは通信技術による道路交通の安全および効率の向上を目指しており、V2X技術の標準化などを推し進めている。

 

Kapschは、V2Xテクノロジーの多様な要件やフォーマットそれぞれに対応したラジオモジュールの開発しており、この開発によって得られたノウハウをこのコンソーシアムへともたらすという。

 

ソース: Kapsch ‘Kapsch becomes member of Car2Car Communication Consortium’

SAEインターナショナル、V2V通信の新たなテクニカルスタンダードを公開

(2016.03.31) us-flag

 

自動車技術の標準化を進める非営利団体SAEインターナショナルは、車車間通信で使われるデータメッセージセットを標準化し、車両通信システムがメッセージセットを受送信するためのパラメーターを確立する2つの新たなテクニカルスタンダードを公開した。このスタンダードにより、異なるメーカーの車両が互いに通信することが可能となる。

 

 

SAEJ2735™ – Dedicated Short Range Communications (DSRC) Message Set Dictionary は、メッセージセットディクショナリの第5版で、メッセージセットと、V2V用5.9 GHz DSRCを活用したセーフティアプリケーションで使うためのデータフレーム及ぶデータエレメントを規定している。このスタンダードはまた、標準化されたメッセージセット、データフレーム、データエレメントを使用することによって、異なるDSRCアプリケーション間の相互動作性をサポートする。

 
SAE J2945™/1 – On-Board System Requirements for V2V Safety Communications は、V2Vセーフティコミュニケーションのための車載システム要件を記しており、 DSRCワイヤレス通信を通してSAE J2735で定義されるセーフティメッセージを受送信するシステムのパラメーターを規定する。

 

 

この2つのスタンダードは、NHSTA(アメリカ道路交通安全局)が作成を進めている車両セーフティスタンダード(Federal Motor Vehicle Safety Standard Number 150)に引用されると見られている。

 

 

ソース: SAE International ‘SAE International Launches Two New Technical Standards that Will Play a Key Role in NHTSA’s Vehicle-to-Vehicle (V2V) Rulemaking’

自動走行ビジネス検討会、「今後の取組方針」を公表 8分野で共同研究

(2016.03.23) jp-flag

 

経済産業省と国土交通省が共同で設置した「自動走行ビジネス検討会」は23日、これまでの議論を踏まえてとりまとめた「今後の取組方針」を公表した。

 

この資料によると、自動走行の将来像の実現を加速するため、 地図、通信、社会受容性、人間工学、機能安全等、 セキュリティ、認識技術、判断技術の8分野を、検討会に参加する各企業が共同で研究する「協調領域」と定めるという。これらの分野において、既存の取組があるものについてはそれを継続、あるいは必要に応じて拡充を関係者に促すとともに、既存の取組が不十分なものについては新たな取組を進める。

 

また国際的なルール(基準・標準)を日本がリードできるよう、基準と標準をつなぐ戦略的な検 討を行う場を設置することや、高度な自動走行の実現に向けて、大学や研究機関の担うべき役割や分野等について引き続き検討し、産学連携を促進することなどが盛り込まれた。

 

ソース: 経済産業省 ’自動走行ビジネス検討会 報告書『今後の取組方針』をとりまとめました’